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Synopsis 概要

Synopsis  概要

舞台は九世紀頃の日本。いずれ京都となる都。

歌人であり、絶世の美女として知られていた小野小町は仁明天皇の宮廷へ仕えるため、竹林に囲まれた家を去る。

宮廷にて小町は、貴公子で詩人の深草少将が群衆に歌を暗唱しているのを耳にする。とても良く書かれているが、自由奔放で大胆な歌に小町は不快感を感じる。しかし、人々の間で伝説となっている少将の女性の扱い方や魅力に小町は興味を抱き始める。そして、お互いに心を奪われる。

しかし、少将の傲慢な態度が嫌で小町は宮中の庭へと去っていく。庭で小町が歌を書いている所に、再び少将が現れる。二人は身分や制約を忘れ、歌の一節に感情を託し詠み合っていく。 次第に、小町は少将との挑発的な歌のやり取りをやっかいに思い、その場を去るため駕篭 (かご)へと逃げる。しかし、少将は駕篭の中まで彼女を追い、二人はその秘密の空間で歴史的な誓いを立てるのである。

少将の小町への一途な想いを試すため、小町は少将に99日間、毎晩欠かさず彼女の家に通うよう要求する。そうすれば100日目には少将を恋人として受け入れるでしょうと告げる。そして、訪れる度にお互いの想いを一巻の巻物に歌で綴り交換すると。少将は誓約を始めるため、巻物を手に取り承諾するのであった。

誓いの日々が過ぎていく中、少将は自分こそ相応しい相手だと通いながら証明していく。深く愛し合う二人は限られた短い時間の中、歌で恋情を表現し合う。
通い続けることは容易ではない – 深い欲望や熱烈な色欲、誓約や小町の要求への証明に対しての少将の苛立ちなどに二人は直面していく。それでも愛は燃え上がり、二人の絆は強さを増していくのだった。

99日目の晩、それまでの少将の途切れない誓約に小町は心を躍らせていた。そして、あのような御方が自分への誓約を貫き通せたことが信じがたかった。しかし、その晩の少将の到着の遅れと降雪に小町の至福は一変。彼女はひどい懸念に襲われる。歌を詠むことで気を紛らわそうとするが、思慕を題とした歌自体が小町を不快にさせ、弱さに溺れてしまう。小町は今後、少将以外からの愛を拒絶することを心に誓い、 月が覗き、雪で覆われた庭へと逃げ出す。

その間、少将は馬に乗り小町の元へ通う途中、雪嵐で身動きが取れずもがいていた。疲れ果てた少将の馬は石に躓き、馬と乗り手は雪の地へ転落していく。

100日目の明け方、小町は無用に手を伸ばし隣にはいない少将に触れようとする。すぐに目を覚まし、自分は一人だと悟る。小町は執筆机まで這っていくと歌を詠み始めた。墨が溢れ、盆栽に成るただ一つの柿が独りでに落ちる。 小町は、自分はあの方に裏切られたのではなく、これは宿命なのだと自分に言い聞かせ、夢の中で愛し続けることを誓うのだった。

夢路PATH OF DREAMS: Storyboard

ストーリーボード

 

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Scene 3:  仁明天皇の宮廷で小町は少将が詩を詠じているのを目にする

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Scene 7:  少将は駕篭の中に飛び込み、御簾を上げる

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Scene 16:  小町は月を眺めながら少将を待ち焦がれる